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バトシーラー日記

あまり知られていない様々な真実の知識をお届けします


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飢餓がしだいに深刻な社会問題になりつつある米国で


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米国では、飢餓がしだいに深刻な社会問題になりつつあるようです。

フードスタンプ受給者はここ10年で倍増。これは一過性でなく、長期的・構造的な、富の配分の不均衡によるもので、実質的には失業者の増加が、フードスタンプ受給者の増加の理由の一つだと考えられます。

現在、米国人口の7人に1人が補助的栄養支援プログラム(SNAP)であるフード.スタンプを受けていると言われている。フード.スタンプの削減は11月1日から効力を発揮しているため、その受益者は多大な影響を受けている。しかし、フード.スタンプの人口とそのコストは急激に増大しているが、11月から削減が起きている理由は何か?どの程度の削減なのか?フード.スタンプに対する反応、および削減は受益者にどのような影響を与えているのか?

10月17日に発表された農務省のデーター によると、2009年の10月にはフード.スタンプの受理者は37,672,818人であったが、2013年の10月には47,666,224人であり驚異的な増加を示している。またフード.スタンプのコストも2009年には$5,070,583,056 であったが、2013年10月には$63,427,549,524と莫大に膨れ上がっている。これを一人当たりの月額に換算すると2009年の 10 月には$134.60 であり、2013年の10月には$133.07でありさほど差はない。

2009年と2013年10月を比較すると、フード.スタンプの受理者は約1千万人増大しているが、一人当たりの月額にさほど差がない。その理由は、オバマ大統領の2009年経済刺激対策法により予算があったためである。しかし、その経済刺激対策法は10月31日で期限が切れたため、今年11月から厳しい削減に直面している。フード.スタンプまたはSNAPは5年に1回更新する農業法案の一環であるが、共和党が支配する下院議会は10月31日までにフード.スタンプを削減しない農業法案を通過させていないばかりか、 農業法案とフード.スタンプを切り離して対処し、SNAPを大幅に削減する予定である。共和党は今後10年間で$400億の削減を予定していて、年間に約4,800万人が影響を受けることになる。

予算及び政策優先センター(CBPP)によると、SNAPの削減は2013年11月から2014年9月までであり、11月に削減される金額は 1人の家族で月額$11、年間で$121減少する。また、2人家族は月額$20および年間に$220減少し、3人家族で月額$29および年間で$319減少する。4人家族の場合、月額$36および年間で$396減少する。全米で約4,800万人、カリフォルニア州だけでも約420万人が影響を受ける。11月1日のPBS によると、 2014年のフード.スタンプ の削減は50億であり、4人家族で月額$36を削減した今年11月からの月々の受益合計額は$632である 。

共和党はこの予算削減は米国の納税者の400億ドルを節約しているとし、フード.スタンプの常識的な改革が必要であると主張している。 フード.スタンプに対する保守派の共通した主な批判は不正申請が多く、政府に依存しているということである。しかし、農務省には不正の監視報告システムがあるため、不正の主張は誇張であり、不正があったとしても1.0%から1.3% 程度である。 民主党は、フード.スタンプは経済状況が反映しているため、経済が向上しているときは、フード.スタンプの受理者は減少し、経済後退の時は、通常フード.スタンプの受理者は上昇すると述べている。保守およびリベラル派の専門家はいずれも、深刻な失業率がフード.スタンプの申請率を増加させていると同意している。

ここ数年、フード.バンクや慈善団体が貧困家庭に提供している食糧の需要も増加していて供給が追いつかない現状である。フード.スタンプやフード.バンクの需要の増大は明らかに雇用などの経済状況を反映しているが、11月からフード.スタンプの受給額が減少したことで、各所でインタービューを受けた複数の受益者は、食品購入の量を減少させる必要があるため、1日に3回の食事を2回に減少させなくてはならないと答えている。4,800万人がこのような状況に直面した場合、経済に直接影響が出ると思われる。急激に増大しているフード.スタンプ人口とその驚異的なコストを現実的に考慮した場合、フード.スタンプにも何らかの経済改革が必要であると思われる。しかし、改革を行う上で留意しなくてはならない点は、 雇用を拡大させる努力なくしてフード.スタンプや他の支出削減だけを強調しても更に経済格差に拍車をかけるだけである。