バトシーラー日記

あまり知られていない様々な真実の知識をお届けします


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成功者のエピソードは嘘八百Part2


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松下幸之助の真実の姿
 私たちの周りには、事実と異なるサクセスストーリーが溢れています。必要以上に神格化させて、聖人君子のように仕立て上げられた成功者も少なくありません。
 
 だいぶ前のことですが、当時の松下電器の副社長に直接お会いした時のことです。商談が終わった後に雑談となり、「松下幸之助さんについて、印象深い話がありますか?」という質問を向けるとこんな話をしていただきました。
「晩年は哲学について語ることが多かった方ですが、私が覚えている松下幸之助の姿は一般の方が思う姿とは大きく違います。
 すでに現場から退かれていた幸之助が、久しぶりに奥様と新幹線で旅行に行くことになりました。新大阪から博多まで行くことになったのですが、新幹線に奥様と乗り込むやいなや、奥様に『君は反対側に座りなさい』と言われたのです。
 幸之助は右側の窓側の席、奥様は左側の窓側の席に座りました。せっかくの旅行なのに離れ離れに座ったのです。そして幸之助は奥様にこう言いました。『これから、窓から見える松下電器の看板の数を数えてくれ』。新大阪から博多までの間、新幹線の窓から見える松下電器の看板を数えろ、というのです。奥様は文句も言わず、それに従いました。
 博多駅に到着するなり幸之助は奥様が数えた看板の数と、自分が数えた看板の数を確認しました。そして、すぐに本社の広報担当役員に電話をしてこう言ったのです。

『君、新大阪から博多まで、新幹線から見える看板の数はいくつだ?』
 この質問ほど怖い質問はありません。この後、担当役員に雷が落ちたのは言うまでもありません。
 一般の方が信じている神様・松下幸之助ではなく、私は結果を追い求める商売人・松下幸之助の印象として記憶しています」
 私はこの話を忘れることはできません。マスコミや書籍だけの情報だけだったら、私も松下幸之助氏を神格化して見ていたでしょう。しかし、この話を聞くことによって、逆に松下幸之助氏の凄さを感じることができました。凄まじい商売人魂です。これぞ日本一となった経営者の真の姿だと思いました。