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バトシーラー日記

あまり知られていない様々な真実の知識をお届けします


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ゲッペルスの名言は嘘Part1


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1つの嘘は、もう1つの嘘を本当にする


『嘘も百回繰り返せば真実になる』 という 嘘
カテゴリ謎の歴史ネタ
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☆ 嘘はどんなに繰り返しても嘘 ☆

『嘘も百回繰り返せば真実になる』

imgc006416ezikczjこの言葉をご存知の方も多いでしょう。かのナチスドイツの宣伝相ヨーゼフ=ゲッベルス博士の言葉だといわれています。
彼はそのほかにも『小さな嘘より大きな嘘に大衆は騙される』とか色々その筋の名言がありまして、ナチス思想をドイツ国民に植え付けた悪のプロパガンダの天才として歴史に名を残しているわけです。

・・・なんていう解説をすること自体、そもそもプロパガンダの術中に嵌っている証拠でして、調べた限りゲッベルスは『嘘も百回繰り返せば真実になる』なんてことは、一度も言っていません。
それどころかむしろこんなことをいっていたりするのです。

『優れたプロパガンダは嘘をつく必要がない。むしろ嘘をついてはいけない。真実を恐れる必要はないのだ。大衆は真実を受け入れることが出来ないというのは誤りだ。彼らにはできる。大事なことは大衆が理解しやすいようにプレゼンテーションしてやることだ』

又ゲッペルスは嘘をついてはいけない理由を以下のように述べています。

『政治家は時には不人気な政策を実行しなければならない。しかし不人気な政策は入念に準備し、大衆を納得させてから実行しなければならない。なぜならばそれによって一番被害を受けるのは彼らだからだ。彼らにはなぜそうしなければならないのかを知る権利がある』

『プロパガンダの役割はここにある。国民を啓蒙し、政策実行の地ならしをする。そうすると不人気な政策もやがて評価を得るようになり、国民の断固とした支持の下、政府は難しい決定を下し、実行できるようになるのだ』

その白眉が有名な総力戦演説でしょう。

スターリングラードの決戦で破れたドイツ軍は壊滅的な打撃を受け、東部戦線は総崩れとなります。ゲッベルスは敗戦を国民に隠すことなく伝え、逆にドイツこそがヨーロッパを赤化から守る盾であり、国家の総力を挙げてソ連を退けることが歴史に対する責任だと国民に訴えたのです。

同じ頃ミッドウェー海戦の敗北を隠し、勝った勝ったと大本営発表を繰り返した日本と比べると、その差は歴然としていると思いませんか。
☆ 共産主義という大きな嘘 ☆

一方、『小さな嘘より大きな嘘に大衆は騙される』というのは確かに1938年の演説の記録に残っています。
ただこれは小さな嘘より多き嘘をつくべきだ、といっているわけではなく、“共産主義”という“大きな嘘”に大衆は騙され、結果として引き起こされたドイツ革命によって第一次大戦にドイツは敗れたのだ、ということを引き合いに出しただけです。

Goebbels2ゲッベルスはプロパガンダとは、巧みに国民を騙すことではなく、むしろ真実を効果的に伝えるプレゼンテーション手法としてとられていたようです。
彼らは民主主義政体では、こうした技術無しには、政府は選挙には不利なものの、国家によっては必要な決定を下すことができない、民主国家とプロパガンダは期っても切れない関係にある、と信じていました。

なぜナチスがヨーロッパで一番民度が高いドイツで政権を握ったのかは、そのことを考えるとよくわかります。
ナチスは悪辣な心理的手法によって嘘八百で国民を洗脳して政権をとったのではなく、むしろ従来の政治家のように誤魔化すことなく正攻法で道理を訴え、優れたプレゼンテーションで国民を納得させて民主主義的に政権を獲得したのです。(別にナチスが正しいといっているわけではないので、念のため)

しかしゲッベルスの手法は、当時としてはあまりに進んだ考え方でした。